競技自転車専用ペダルとママチャリペダルの違い
始めに
去年浜北で単身赴任をしていた時の事です。行きつけの自転車屋さんで、雑誌を読んでいました。すると20代前半の青年が、お父さんと一緒に来店しました。その青年は、まさに「これからロードバイクに乗る」といったい服装で到着するなり早々に父親を帰らせ、店長と話始めました。後で聞いた話ですが、どうやら1台目のロードバイクを買ってすぐに事故が何かで、壊してしまい、2台目のロードバイクを、この店で購入して乗って帰る予定だったそうです。これだけならよくある話なのですが、彼の足元は自転車専用のシューズを履いていたのです。しかし、自転車には普通のペダルが… 私は彼の行動と言動に大変興味を持ちしばらく聴いていました。
店長も彼の足元に気付き、その靴とペダルでは乗って帰れない事を告げると、専用のペダルを購入したいと言いました。専用の靴を履いているとだから、当然ロードバイクの知識はあるはずですが、でも彼は競技用ペダルには、メーカーによってクリートと呼ばれるペダルと靴の接続金具が違うこと、同じメーカーでもグレードが何種類もある事を知りませんでした。ではなぜ靴だけ持っていたのでしょう?
結局、彼はペダルを決める事ができず金属のペダルとプラスチック底の靴を履いたまま、摩擦ゼロの状態で帰りました。とても乗りずらかったと思います。
ロードバイク 驚愕の事実
驚かないで下さい。ロードバイクにはペダルは付属しません。(お店のサービスで付いている場合はあります。)それはペダルはメーカーや用途によって人それぞれの為、「どうせ付けて販売しても、すぐ変えるんでしょ」と考えて、あえて付いていないのです。ではどんな種類があるのでしょうか。
どんなペダルがあるの?
市場に出回っているペダルは3種類あります。
- フラットペダル
- SPDペダル
- SPD SLペダル
フラットペダル
競技用自転車以外のほとんどの車種に装着されている、ペダルです。

SPDペダル
一見普通のスニーカーの様な、専用金具付きの靴をペダルに固定するタイプのペダルです。片面が固定ペダル、裏目がフラットペダルのモデルが多いようです。

SPD SL
ほとんどのロードバイクに装着されているペダル。メーカーもさまざまで、同メーカーでも素材によるグレードがります。ペダルは片面しかなく裏返しになっていると足は固定出来ません。

どう違うの?
フラットペダルは街乗りや短距離の通勤など、自転車を目的地までの移動手段と考えている方用。
SPDペダルはフラットペダルの利便性と固定ペダルのホールド感を体験できます。普段はフラットペダルで街乗り、休日は観光を兼ねた中長距離のサイクリングなどに最適です。
SPD SLペダルは完全に走る為だけに特化したペダルの為、街乗りや観光を兼ねたサイクリングには不向きです。
まとめ
今回はペダルの話をかきましたが、ペダルとシューズはセットで使用する為、ペダルを決めたら、それ専用の靴も買わなければいけません。最初は怖いからと、フラットペダルやSPDペダルを選択する人もいるみたいですが、いずれ「速く走れないのはペダルのせい」だと思うようになります。私の場合も、どうせ、のめり込むは分かっていたし、買い直すのも勿体ない(ここ重要)と思ったので最初からSPD SLペダルを選択しました。